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私がマーケティング担当者に持って欲しい唯一の素地

これまで、いくつかの企業でマーケティング(またはそれに近い仕事)業務を行い、メンバーを育てて来ました。そんな折、部下を見ていて「この人は伸びそうだ」とか「この人は(このままだと)スタッフレベルだな」とパッとみてわかる素地が1つだけありまして、ズバリ今日はその話をします。

私は正直、スキル的なものは2~3年もあれば、誰もが相応に身につけられるものだと考えています。しかし、そこからもう段階ジャンプアップして「自らの手でマーケティングを推進していく」には、その素地が必要不可欠だとも考えています。

それが何かというと「取り扱うプロダクトへの愛」を持つスキルです。
なんだか非常にこそばゆい表現になっていますが(笑)

しかし、真面目な話。これがないと、売れるものも売れません。マーケターの仕事とは「お客様に価値を提供し、商品のファンになってもらうこと」です。これが本質です。という事は、提供側に「この商品は本当にすごい!」とか「この商品が売れない理由がわからない」くらいの愛情がないと、お客様にそれを伝えきる事は非常に難しくなります。

自分が魅力・愛情を感じているモノだからこそ「どうにかして、この価値を少しでも必要な人に届けたい」と言う情熱が生まれます。この情熱こそが、お金がなくても、期間がなくても「この商品の魅力を伝えるためにはどうしたら良いのだ?」と言うアイデアを生み出すための源泉になります。これを持たない担当者はいつまでたっても、代理店の持ってきた「松・竹・梅のメニューから施策を選ぶだけのヒト」になります。凄く勿体無いと思いますし、それはマーケターとは言えないなと、個人的には思います。

ただ、一方で「いやいや、そうは言ってもいつでも好きな商品を売れるとは限らないよね」と言うご指摘もあると思います。

実際、私が10年前に2回目の転職活動をした時に(あるゲームソフトの会社での企画営業の話だったのですが)こんな質問を受けたことがあります。

「時には『どうやってもこれは売れない』と思うような商品の担当になる事があります。あなたはそう言う時にどうするのですか?」

その場でかなり悩んだのを覚えています。
結果、私の出した答えはこうでした。

「それがどんな前評判の悪い作品でも、作った人の思いがあるはずです。だから担当である以上は自分なりに遊び尽くしてみて、自分なりに「でもこのポイントは面白いよね」と言うものをどうにか見つけます。そこを軸に説明して行けば、ハナから諦めるより、ずっとマシだと思うんです」

これが正解なのかは未だにわかりませんが(選考途中で他が決まり辞退したため)個人的には、マーケティング担当者としては100点ではないかもしれないが自分なりのベストだと思っています。少なくともこの時は「ゲーム業界」と言う括りの中で扱う以上「ゲーム」なのは間違いない訳で、大枠がレールに乗っている以上、情熱は持てるだろうと考えていました。

正直、そこまでやって、それでもダメな時もあります。だけど、初めから諦める100倍マシなんじゃないかなと。泥臭い考え方かもしれませんが、プロモーションを担当する以上は「好きになる努力」を担当者の方々には欠かさないようにして欲しいなと思います。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017 Ricky de Souza

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