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Webサイトの改修はどの粒度から手をつけるべきか?

「一度立ち上げたWebサイトを継続的に良くしていきたい」と常々思っていたのに「(立ち上げたまま)結局アクションに移せない」というケースはございませんか?

ある程度の予算を投じて作ったサイトを運用して、手を入れていこうと思った時、またはある一定の期間が経過し、たとえば「スマホ対応」などの具体的な課題が降りて来た時に「すべきこと(あるべき姿)」が明確なのにもかかわらず「タスク停止状態」になっているケースは企業のサイトだと良くある悲劇です。

なぜかと言うと、よくある原因が、関与する全員が「具体的」に「かくあるべき」と言う意思統一が出来ていないからです。

でも、各自意向はある。と言う状態です。

特にWebサイトと言うのは面白いもので関連している人が非常に多く、かつ皆(それこそ上は社長から下は新入社員までが)が「こうしたい」と言う意見を持っているので、なかなか「具体的な改善」をまとめてから話を進めようとすると、案件が進みません。

これは、みんなの「あるべき論」がフワフワしていたり、そもそもイメージが無いから起こっています。だから、現場担当者が、全部ヒアリングしようとしていたら、まとまるわけがないんですね。

たとえば、目の前に「マズイ料理」があって「美味しい料理の味」は知っているのだが「美味しくする方法」を知らないのに似ている感じでしょうか。

そう言う案件を動かす時に何をすべきでしょうか?

私は「まず、直近で出来る事にメスを入れてしまう」(つまり、先にやってみてしまう)ことをお勧めします。

料理でいうと「味が薄いのはわかってるからとりあえず塩を足した」みたいな感じです。

この時に注意したいのは「塩を(修復不能なレベルで)ドバドバかけないで、少しずつ足していく」ようなイメージで、ちょっと方向性を形にしてみるんですね。

そうすると凄く面白いもので、そういう改変に対しては具体的な意見が社内中からドンドン出て来ます。「もっとこうしてほしい」とか「イメージと違う」とか「思ったよりいい感じになった」とかプラスもマイナスもわっさーと出て来ます。

なんでこんなことが起こるのかというと「人間は自分で作るのは苦手だが、出て来たものを評価するのは得意」だからです。結果、それをみていると、「あるべき方向性」が少しずつ見えて来ます。

ですから、たとえばスマホ対応ひとつを取っても「とりあえずトップページだけ変えてみました」とかしながら、意見を集めつつ、最終的には「意見を聞いた結果、こうしていきましょうか」みたいに進めると、意思統一がしやすい。この時に大事なのはデザイン案で終わらせず、一回コーディングまで持って行ってしまう事です。やっぱり、実際に使わないと分からないんですよ。

という事で、Webサイトの改修は出来る事ならば「小さな改善から徐々に意見をまとめつつ大きい方向に舵を切る」というのが安全かつ確実な方法です。(もちろん、最初から大ナタを振るう方法もあります。今回のは方法論の一つです)。

社内の見解統一に困っていたらぜひ、検討してみてください。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017 Ricky de Souza

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