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マーケティングツール選びを「間違えない」ためのヒント

アドエビス事業のマーケティングを推進する事なったときに、最初に、めちゃくちゃ悩んでいたことがありました。それが「マーケティングツール」という言葉の定義です。この会社に入るまで、正直「ほとんど意識したことのないキーワード」でしたが、プロダクト側に回ってみると「こんなに厄介なキーワードは無いな」と思いました。

そもそも「マーケティング」という言葉がだいぶ曖昧です。間違いなく、100人いたら100人が違う回答をしそうな言葉です。その証拠に数ある企業の中の「マーケティング部」がやる仕事が全然違います。

マーケティング部とは?(たぶん、こんな回答が企業ごとにバラバラに出て来ます)

・プロモーションをやる部署
・広報・宣伝をやる部署
・ブランディングを手がける部署
・他の事業部に収まらないことならなんでもやる部署
・そもそもマーケティング部と言う言葉が出たり消えたりしている

同じ会社の中にあって「組織改変」の名の下に何度も「手がける職務」を調整された、なんて「笑えない笑い話」も枚挙に遑がありません。

たとえば

「広告だけやっていたけど、Webサイトの企画・運用も手がけてくれ。いや、それは情報システム部に移管にするから、やっぱりWebサイトの運用はやらないでくれ。あ、でもADLP(広告の受けページ)だけはやってくれ」とか言われて社内で調整が増えちゃったりとか。

「プロダクトのプロモーションに関する一切の業務をやってくれ。しかし、会社のブランディングは別途経営戦略部の中にブランディング部を作るから、ブランディングはやらなくて良い」とか言われて、認知系施策を打つための社内調整がハンパないことになったりとか。

上層はもちろん真剣に考えて「ある側面から見るとそれが最も正しい」となるからこういう組織形態になるのでしょうが、現場担当者からすると「正直、笑えないギャグ」になり、部署間のスタッフによる(ひどい時は部長も参戦した)「それはうちの部の仕事じゃ無い」合戦が始まります。

で、ただでさえ整理されていないそんな言葉(マーケティング)に、さらに「ツール」とか付くものですから、もう「受け手の印象任せの理解不能の世界」です。

なので、マーケティングツールという言葉は、すごく良く使われていますが(なにせ、耳障りが「良すぎる」ので)、

もし貴社がツール導入を検討する段階になったら「何ができるの?」という視点で探してみることをお勧めします。

このとき、条件があって

1:「他社と比較して、この商品だけが提供できる価値って何?」
2:「この商品の最大の強みって何?」

という2つ視点で選ぶと、だいぶスッキリします。

もっとシンプルに言うと

「このツールって一言で言うと何の手段なんですか?」

に対して、シンプルな回答を持っているツールが純粋に強いです。

キーワードは「手段」です。

なぜなら、すべてツールは何かを実現するための「手段」だからです。

たとえば、弊社ツールのアドエビス。

「1人を獲得するのにかかったコストを正しく知る手段」
(いわゆるアトリビューションやカスタマージャーニーの概念)
もちろん他の使い方もありますが一回シンプルに整理します

なので「知るためのツールなのか」と言う理解が先に来て、次に「ログを使って色々なことができます」と言う付加価値を整理します。

そうすると、アドエビスとは、つまり

「知って」「貯めたデータを何かに使う」ツールです。

同じように、

あるMAなら
「来訪者をスコア管理し、育成するための手段」

あるCRMなら
LTVやリピート率、進捗を含めた顧客管理をする手段」

と言った感じです。

だから、これをつなぎこみ(3つのツールを併用する)データ連携をすると

・「LTVやリピート率、進捗を含めた顧客管理」(CRM)

から優良顧客を洗い出し、

その、優良顧客を生み出す(再現する)ための条件(プログラム)を

「来訪者をスコア管理し、育成」(MA)

する事という施策を展開する。

さらに「優良顧客になる確率の高い来訪者(そもそもファンなど)」を効率よく発見・集客する(サイトに来訪させる)ために、

・「1人を獲得するのにかかったコストを正しく知り」(効果測定)

初期接点とコミュニケーションを改善し、結果費用対効果が改善される。

とか。これが、トータルのWebマーケティングの広がり方(の一例)です。
こんな「総合アクション」が取れると、ちょっと先進的ですね。

それって、やってみるとシンプルな話です。

だって、各ツールで違う指標見ていますし、データは同期するので、ズレないですから。

ーーここから余談

ちなみに、世の中には「なんでもできます」と言うツールが結構存在しますが、個人的には中長期的には「なんでもできる」は怖いものだと思っています。

なぜか? 私の持論は以下の通り。

「テレビデオ」って覚えていますか?

昭和の時代に、テレビの中にビデオデッキが内蔵されていたブラウン管テレビがありました。今、世の中の全盛はブルーレイですが「ブルーレイデッキ内臓テレビ」ってほとんど無いです。各メーカー「わざわざ分けて」販売していますよね。

理由はたぶんこうでしょう。

まず、テレビデオは(単一のプロダクトよりも)故障率が高い。

テレビだげが壊れると「超でかいビデオデッキ」です。
ビデオだけが壊れたら「大きめのテレビ」です。

そして、テレビデオは(単一のプロダクトよりも)技術革新に弱い

HDMI接続するだけでインターネット経由で見られる放送が出てきたら、やっぱりBDも同じ運命を辿ります。そうするといらない。有機ELのテレビが欲しくなっても、内蔵BDだとデータが移せないから買い換えられないとか。

ありそうすぎます。

オールインワンプロダクトの弱点はここです。買ったときはいいんです。その瞬間は「すげー楽」ってなるんですけど、結局、技術革新すると陳腐化してくる。

「テレビだけ買い換えて、ブルーレイは倉庫にしまっておくか」が出来ません。

効果測定ツールと、MAと、CRMが同一プロダクトの中にあると言うのも私の感覚だとほぼ一緒です。

ITP対応で~、とか技術革新が来て、何か「1つの部分が使い物にならなくなった」ら、その手段を何かで代替しないといけない。

そこで「改修に費用が」とか言われても「えー、、、」って感じです。

オールインワンだと、その部分の「替えが効かない(めんどくさい)」わけです。

なので、ツール選びは

1:要するに「何のための手段」なのかを理解する
2:できれば「一芸に秀でた」ものを選ぶ

と、間違える確率が減ると思いますよ。

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