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ぼくが「複業によって得ているもの」について話そうと思う。

先日、Ferretにて西村創一朗氏の話が展開されているのを読んだ後に、翻って自分が「複業(あえてこう書くのだが)」で得たものは何だろう?と考えた。

副業と言うと「本業がおろそかになる」と考えられがちだが、ぼくの場合は「それは無い」と言い切れるし「得ているものがある」と整理ができたので、それについて「一例として」話したい。

実は、ぼくは今年の3月から会社に認めてもらいながら、個人で副業を行っている。

ことのキッカケは非常にシンプルだ。

ぼくは本業ではマーケティングツールのマーケティング業務を行っている。市場シェアも相対的独占の領域なので、より裾野を広げるための活動を重視している。

そんな折、「これよりも広げようと思った時に、どこで引っかかっているか?」を考えた時に、ある「課題」に行き着いた事が、ぼくが「副業」を考えたきっかけだ。

日本においてはこの部分が非常に大きいのだろうなと体感しているのだが、その1つが何かというと「人」と言うリソースの部分だ。

実際、多くの企業が「マーケティングを、ちゃんとやりたいけど出来ない。人がいないから。具体的なやり方がわからないから」と言う。だから、ステージに上がることが難しいと言うのだ。

「なんとか出来ないものか」と、その度に思っていた。
そして、(僭越ながら)解決案の1つとして、こう思っている自分がいた。

「自分だったら、できるのに。手伝えないものだろうか」

奇跡的に、ぼくの16年の社会人経験のうち13年のキャリアは「マーケティング、およびプロモーション」で埋まっている。しかも広宣費0円のスタートアップから広宣費100億円弱のテレビCMが絡むレベルまで、全部「中の人」として推進・成長に携わってきた。

もし、ぼくが、お客様に一言「お手伝いしましょうか?」と言う機会があれば、この話は進むんじゃないだろうか?と、悩んでいた。そこで、あるタイミングで本業の経営層に相談し「個人的には言えるように」立場を置かせてもらった。

これにあたって、会社のリソースを使うことはしないので、あくまでも個人的な繋がりからスタートしたが、幸いニーズはあったようで、いま数社と関わりながら、各社の「マーケティング」の立ち上げや推進に寄与している。

具体的には戦略立案の支援、マーケティング人材の育成、具体的アクションの支援など、各社の担当者・責任者の「外部ブースター」として機能を果たしている。

個人的には「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ」という山本五十六氏の言葉が好きなので、どの企業においてもそのスタイルを展開している。

で、これを推進していたのだが、ある時、これが本業で(登壇していた時に)物凄い財産となっていてハッとさせられた事を、前述の記事を読んで思い出した。

それが何かというと、自分の脳内にある「マーケティング、プロモーションのリアルな課題と対策の引き出し」が、今までの何倍にも増えていたことだ。

なにせ、本業は「マーケターに寄り添う仕事」なので「現場感」は何よりも重視されるものだ。しかし、入社当時は確実に「過去の資産」で戦っていた(だから、いつかダメになるだろうと思っていた)。

しかし、今の自分はいくつもの会社の中を見ながら、それぞれの企業の課題感を「自分ごと」として日々体感し、解決策を推進している。

簡単に言ってしまえば、本業では1社に所属しながら、実際には4~5社のマーケティング、プロモーションに携わっている状態だ。

しかも、業種も進行状況もバラバラだ。ある事業者では事業戦略立案やサイト設計立案から関わるし、ある事業者では、プロモーション案の設計レビューと分析支援をする、と言った具合だ。

もうこうなってくると、1年でサラリーマンの何年・何社分の体験をしているのかすらわからない。

だから、本業で相手に話す言葉は日に日にリアルになるし、相手の課題となるポイントへの想像もリアクションも瞬時に出てくる。副業が本業に寄与しているのは「疑いようが無い」だろう。

副業の起点は純粋な「個人レベルでの課題解決」だったが、今は、とてつもない財産が生まれている事を実感している。もちろん、個人としてのマーケターのキャリアも磨かれているのだから言うことがない。

だから、あの「複業」の記事が実に腹落ちをした。ライフシフト、100年の人生設計と言われ、ぼく自身も試行錯誤しているが、これも一つのスタイルなんじゃないかと思った。

複業とは、このようにシンクロしてこそ、価値があるのだろう。
いま、ぼくは、そう考えている。

▼Ferretの記事はコチラ
https://ferret-plus.com/10799

 

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