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マーケティング部長とは結局「何を求められている人」なのか

みなさま、こんにちは。リッキーです。マーケティング専属のコンサルタント(マーケ部長のアウトソーシング業)を独立後に開始して、3か月が経過しました。

おかげさまでマーケティングに関する様々なご相談を頂いております。
そんな中、色々なお話を聞いていて「気が付いたこと」があります。

それが、今回のタイトルのお話。

実は、中途採用市場などにおいて「マーケティング部長とは、何を求められている人」なのか、イマイチつかめていない人は、世の中に案外多いです。

採用する側も、採用される側も……です。

かくいう僕も、数か月前までは「うーん…、的確に一言だと難しいな」と思っていました。
「企業の売上に寄与する事」は、間違いないのですが、それを端的な説明に落とせない。

それを説明しようとして、方法論に行ってしまうケースは案外多いです。

「戦略立案が出来ます」とか「分析が出来ます」とか、「MAを触れます」とか行きがちでして、かくいう自分もそういう手段を活用して仕事をしてきたので、一定そう思っていました。


面接でもそういうスキルとか経験の話ばかりが取り沙汰されますしね。

でも、企業とマーケターのミスマッチの話には枚挙にいとまがありません。

なぜだろう?と思っていました。

そんな中、外に出て色々な人に関わっていくなかで「あ、もしかしてコレかも」と思い当たりました。

マーケティング・マネジメント層が求められるスキル。

それが何かと言うと、以下の4つのアクションを採用企業のニーズに合わせて(←ここ凄く大事)「組み合わせて(またはすべて)出来る人」なのではないかと、最近感じています。

それが…

1:経営層が納得する『絵に描いた餅』の戦略を描けること


2:1を『現場の言語」に変換して具体性を明示し、そのために必要となる手段を講じて、「現場の総監督」としてスタッフを稼働させること(戦術の構築~展開をする事)

3)現場の総監督として戦術を動かし、その結果、発生した成果や課題を抽出し、対策を構築すること

4)3を『経営層の言語』(戦略)に再変換し、投資対効果や利益率、経営への寄与度など必要な事項を持って報告すること

この4つです。

僕は、偶然にも中小から大企業までを12年間かけてすべて渡ってきたので、この4つを「つなげて考える」のが「常識」になっていたのですが、どうもいろいろな企業を見ていると「様相が違うぞ?」と強く思うようになりました(今ではすごい「強み」だと自覚しています)。

そして、これこそが「マーケター採用ギャップの正体」ですらある気がしています。

たとえば、大企業・有名企業出身のマーケターの方は「1」=戦略のお絵かきが非常に得意です。

しかし、それを「2」=「現場の総監督」として落とすことが苦手な人が非常に多いこともまた、事実です。なぜなら、大企業においては、優秀な代理店や部下が「2」をやってくれるからです。こればかりは、その企業の「仕組み」の問題であり、彼らの問題ではありません。

つまり、彼らにとってマーケティングとは「1」が常識なのです。
※そして、彼らが中小企業に転職した時にうまくいかない理由のほとんどはこれです。中小企業においては1~2は一気通貫でなければなりません。

なので、彼らが転職後に悪い評価を受けるとき、必ず言われるのが「あいつ、自分で手を動かすことが出来ないんだよなあ……」になる事が多い。

ここでギャップが生まれます。

逆に、中小企業出身のマーケターは「3」に長所を持つ人が多いです。

実務なら任せておけ! と自信満々で大企業に殴りこみ(転職し)ます。

しかし、そうなると今度は、「1」(戦略)を「2」(戦術)にかみ砕いたり、自分の成果を「3」の状態で抽出することは出来ても、上位層の求める大きな粒度「4」(経営層の指標)のカタチに変換出来る人が少なくなります。

そうなると今度は、大企業において「彼は現場のスタッフ仕事は出来るが、それは外注に任せれば良いわけであって、本質的なマネジメントスキルが足りない…」と、こういう評価になってしまうミスマッチが多いわけです。

要は、この要因はすべて「マーケターの採用」と言うのが、スキルで定義づけされていないからに他ならないのですが、解決のためには採用側も、応募者側も相手の事業規模を見ながら、

自分が相手に1~4のどのステップを期待しているのか(貢献できるのか?)
を面接の段階で自覚しておくことこそが、マーケティング採用のギャップを埋める第一歩だろうなあと思いました。

なので、採用側も、雇用される側も、ぜひ相手に、この「(自社では)常識でしょ?」と普段は質問にもならない項目について聞いてみると良いんじゃないかなあと。

たぶん、それだけでも、この事業規模が生み出すギャップはかなり明らかになるはずです。
少しでも、世の中の「マーケター採用のギャップ」が埋まればなあと、思うばかりです。

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