みなさまこんにちは、リッキーです。
今日はとある方との「1 on 1」を元に(許可貰いまして)記事をば。
けっこう厳しい顧問の世界
僕はいま「顧問業」の世界にいます。顧問業(斡旋サイト・エージェント経由の紹介)の世界は、 50代以上を中心に登録者が数万人いる世界です。
実は、そのうち実際にお声が掛かる人材は全体の1割だそうです。
さらに言うと、案件が回ってくる人材は「ほんの数%」で、その数%の人材に多くの案件が回る……と言う構図になっているそうです。
そして、実は僕は(ありがたい事に)その「数%」側の人間です。
登録して数か月で複数の案件が決まっています。
しかしですね。冷静に考えても見てください。
そもそも顧問に登録するような人々は「大企業で輝かしい役職」を持っていた人ばかりです。そういう人々の中にあって、たかだか「マーケティング部長歴」の自分が、どうして案件が取れるかと言うと、これはもう完全に「自分のマーケティングが出来ているから」だと自負しています。
要は「魅せ方が上手い」って、それだけです(まあ、それが職種PRになっているのでよしとしましょう(笑))。
で、なんで今日はそんな話をするのか?と言うと、これは別に顧問だけではなく「副業」の世界においても一緒だからです。皆様が、誰かと契約をしたりして仕事をする。その時に必ず最初に出てくる「履歴書」や「職務経歴書」。
それって作り方一つで大きく印象が変わっちゃうんですね。
だから、今日は、その制作のためのヒントをお伝えできればなと思います。
自分マーケティング 履歴書に磨きをかけよう
まず。たぶん、僕にマーケティング知識が無かったら、下記のような履歴書を書きます。
なんか、転職活動の推奨みたいですが(笑)そうではなくて、「自分を棚卸ししたほうが良い」と言う話だけです。
さて、ではここから「役職・タイトル」を除外してみましょう。下記のようになります。
見て分かると思いますが、あなたが、ある企業の経営者だとして「この人は何をしてくれると思いますか」ね?
良く分からんのですよね。登壇して本を出した人ですかね。まあ、それも相応にいますでしょう。
正直、これでは間違いなく声が掛かりません。
よく考えても見てください。「輝かしいキャリア」の方が1万人も登録している「顧問」サイトで、たかだか「部長」が、経歴をかざしても意味が無いんです。
英語教師の募集で「英検持ってます!」とか言っても「あたりまえだろ!!」って言われるのと同じ道理です(笑)
なので、これを「ターゲット」に狙いを定めて書き換えます。
たとえば、こんな風に。
当たり前ですが、このBefore~Afterは同じ人間(=つまり僕)です。
しかし、大きく見え方が異なっている事はお判りでしょう。後者の方が「マーケティングに課題を持っている経営層」に興味を持ってもらえる確率が高くなるのが解ると思います。まあ、実際に案件になっています。
という事で、今日のヒント。
履歴書を書くときに、まず徹底的に「タイトル(役職・企業名)」を消してみましょう。
「それでも、表現できる自分」を作るのです。
タイトルは確かにあなたの武器になります。ただ、僕はそれを「バッヂ」と呼びます。
バッヂは経年劣化しますし、上を見ればキリがありません。常に上位と比較されるだけのものです。本来あなたを形成するのは「スキル」です。スキルを上手に使えば、履歴書1つでも「自分」を成立させることは出来ます。
バッヂを消して履歴書が書けたとき、
その履歴書自体が「これが、俺の一生の仕事です!」と言い切っているものになるでしょう。
魅せ方一つで印象は大きく変わります。ぜひ、自分の経歴書にこだわってみてください。
そして、副業や顧問など、新しい世界のドアをたたくのに役立てましょう!!
