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海外に出て分かった「プロマーケター」になるために必要なもの

まず、日本と海外のマーケティングって何が違うの?と言う質問をされたら、僕は間違いなく「文化だよ」と即答します。

たとえば、台湾ではセールスプロモーションにおける「割引」は嫌われます。どちらかと言うと「複数購入すると1つが無料(割引)」というコミュニケーションが一般的です。しかし、これはおそらく日本では通じないでしょう。「なんで同じものを2個も3個も買うの?」となりますよね。

台湾でこれが通じる理由は「贈り物をする文化がある国」だからです。自分が良いと思ったものは少し多めに買って、家族や親戚に分け与える事が、彼らの「常識」です。その回数は年間にすると、日本人の何倍にも及びます。

とまあ、たとえば、これは簡単な例ですが「同じ施策を打っても、反響が異なる正体」はこの様な「文化=彼らの常識」が違うから、日本の法則がハマりません。

……でも、よく考えればこの「文化の違い」と言うのは実は、日本国内でも起こっています。

たとえば、世代間(ジェネレーション)のギャップ。

何かを「知りたい」と感じたとき、

1.僕の親の世代は新聞・テレビ・ラジオを頼るのが一般的でした。
2.僕の世代は「ググる」に代表される「検索」と言う行為を使います。
3.もう少し年代を落とすと「SNS」に代表される情報収集を活用しますし、
4.僕の娘は、最近わからない事があると「アレクサに聞き」ます(笑)

実は、この4者間における「知りたい」と言う要求は一緒です。

 

ただ、それが「行動(アクション)」に落とし込まれたとき、結果が変化する。

それが起こる理由は、彼らが「最も信頼するソース(情報源)が違うから」と言うだけの理由であり、これは年代差における「文化」の違いです。

だから、もしあなたがマーケターとしてターゲットの属性に沿って最適なコミュニケーションを行うためには、何か一つの手段を抑えるだけでは(包括的には)意味が無くて。

たとえば、あなたが「SNS」に強かったとして、その手段をいくらブラッシュアップしても、それはSNSのスペシャリストであって、一定の世代にはアジャスト出来ますが戦えない領域が出てくる。つまり、包括的にマーケテイングが解るという事にはならない……そんなことが起こってくると思います。

そして、この事実は、若い人にとっては「キャリア形成のヒント」になると思います。

こういう話は、実は個人レベルでも起こっていて、たとえば、ある実力がある人間がいたとして。

東京でうまくいっていた営業が関西流の営業になじめない…とか、
前職で上手くいっていた人が転職先でなじめない…とか、
進学した学校に合わない…とかも、

突き詰めれば「地域風土、社風(企業文化・企業規模・企業フェーズ)、校風」と言ったような「文化」にアジャスト出来ないことが大きかったりすることは良くあります。

つまり、「資質は持っていけるけど、文化の違いを理解しなければ成功しない」という大原則は、マーケティングのみならず、どこでも使えそうな話でして、僕らマーケターが「どこでも戦える」人材になるためには(国、地域、世代間、など様々な)「ターゲットの(←ここ重要)文化を理解する」という能力と、それに適応するための「手段を知り、活用できる=文化にアジャストする」という両輪が必要だと思う、今日この頃です。

……結論、幅を広げて成長し続けなさいって話なのですが(笑)

対処すべきものの正体が「文化」だと分かるだけでも、努力する方向が見えるものです。
みなさまの、何かのヒントになれば幸いです。

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