どれだけ取り繕っても、自分にウソはつけない。
「本当の自分」は、最初から「そこ」にある。

認めることで、はじめて歩き出せる。

重要なのは、「何を」認めるか、だ。
2022.03

他者からの批判を力に変えた「考え方」

2022.03.01

おかげさまで、今月で法人成りから3年が経過します。
いまでこそ「勢いが凄いですね!」とか「ずっと順風満帆でしたね!」とか言われますけど。

いやいや、全然そんな訳は、なくてですね(笑)

特に起業当時は、非常に大変でした。

いまは確かに、おかげさまで、多少はどうにかさせて頂いております。
良い仲間、良いお客さま、良い仕事、と、感謝でございます。

今月は、3年目の節目…という事もございますから、
いつもと少しだけ毛色をかえて、独立当時の話をさせていただければと存じます。

2019年2月、……独立から3カ月目ですね。自身の一冊目となるマーケティングの書籍を出版させて頂いたとき、Amazonで、こういうレビューが付きました。当時の自分なりに、考えうるすべてをまとめた渾身の一冊だっただけに、心臓をナイフでえぐられたような感覚をいまでも覚えています。

いま見ても、当時を思い出してチクっと心が痛みます(笑)

>この切り口で自分たちの扱うサービスを合わせることはまず無理で、
>非常に「うさんくさい」企画に陥りがちな危険があります。
>本書にあるような切り口のトークで営業してくるセールスや、コンサルがいたら要注意。

いやー、すごいですね(笑)

書評のはずが、いつの間にか本業までディスられると言う(笑)

当時、カネもコネもない駆け出し3ヶ月目の弊社にとっては衝撃的な批判レビューでした。根本となるはずのメソッドの否定ですからねえ。相当、頭を抱えたはずです。

まあ、なんやかんや、見なかったことにすることも出来たはずなのですけど、でも、心を痛めながらも、深呼吸をして、正面から向かい合って真面目に読み込んだ時に「ああ、でもこの人の言うことも一理あるな」と、ある時から思うようになりました。

それはこの人の言っていることが正しいという意味では「断じて」無くて(笑)

気が付いたことがありましてね。それが、

「確かに、いまこの人に抗える『客観的な証明』が何もないな」という事実です。

▼本質だからこそ、真正面から向かい合う

それはつまり、この方の評価を不服だと思うなら、私は「実力で示すしかない」と言うことでした。

もし、それが出来なかったら、この手の批判が出てきたときに、今後もずーっと同じように苦しむことになるんだろうな……と、直感的に思いました。

そりゃあ悔しかったですよ。Amazonに「消してくれ!」って申請したいくらいでした。

しかし、可否はさておき、それだけは、やっちゃあダメだと思いました。絶対に。

確かに、当時の私には、この方と、この方の賛同者に「いや、それは違います」と、正面から向かい合える「何か」がなかった。

でも、それは、他の誰でもない「私の落ち度」だと、私は思ったんですね。

そもそも、頂いたレビューを消したら、それはもうレビューの在り方としてダメです。残念ながら評価は評価。それは読者の「守られるべき権利」です。何よりも、本当に心からそう思っていらっしゃるかもしれない(流石に度が過ぎれば、しかるべき対応はとりますけど)。

だから、悔しくても、苦しくても、逃げずに、真正面から受け止めました。
(それがねえ、もう発狂するくらいの…… 笑)

ただ、いまは、このレビューにものすごく感謝しています。

「……よし、わかった。ならば、完膚なきまでに証明してやろうじゃないか」と。
ここに至りまして。このレビューのお陰で、不屈の闘志が目覚めたんですね。

そこから、3年。

私は、数々のクライアント様で実績を積み上げていき、期待を上回る圧倒的な成果を出し続けてきました。そして、個人コンサルタントとしては異例とも言えるでしょう。コネも無い「はじめまして」から始まったすべてのお仕事(本当に全部そこからです)は、やがて、東証プライム市場上場の大手クライアント様も含め、数々の企業様から信認を頂くに至り、その成果を次々に自社のWEBサイト上に実名公開させていただけるようになりました。

その数は、起業3年ながら、ご覧の通り公開されているだけでも2桁に及びます。

現在、弊社のサイトにお越しいただければ、そこには実績があり、実例も豊富で、著書や、新聞、ラジオ、大手企業様からの推薦文、取材等のメディアの掲載歴など、私の成果が整然と並んでいます。

パートナーやクライアントの方々も「何かあれば、まずデ・スーザさんに相談します」と、おっしゃって頂ける方が本当にたくさんいてくださいます。ありがたい限りです。

また、おかげさまで、特に対外的な活動をしなくても、毎月何十名もの方が、私の名前を「マーケティング組織構築の専門家」として、検索し、弊社サイトにやってきてくださるようにもなりました。

このように、「デ・スーザ リッキーは、実績あるマーケティングの仕組み/組織構築の専門家(プロフェッショナル)である」と言う、ブランディング戦略を黙々と遂行したのが、この3年でした。

▼未来の価値を、いま、どう捉えるのか。

そこまで、徹底的にやったらね。流石に自信になります。

……まあ、残念ですが、こう言うケースは、今後も出てくると思います。

でも。いまならもう、全然違うんですね。

仮に同じシチュエーションになったとして、聞くべきことには謙虚に耳を傾けつつ、しかし、過剰に本業までディスられたとしても、

「そうですか。それは残念です。まあ、それでも私は、ほら、これこの通り、マーケティング組織構築の専門家として実績を出させて頂いております。証明してくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。ですので、私はインチキだとは思いません。きっと、あなたには合わなかったのかもしれません。そこは、申し訳ないです」と。

はい。それで終了。

状況が「整って」しまえば、当時衝撃を受けた批評も、たった、それだけの話。

これがサラっと言える。実績がある。証明がある。自信もある。
……それが、出来るようになったこと。

つまり、「自分は、何者なのか?を整理したうえで、心から信じられるようになったこと」が、とてつもなく大きな成長だったと思います。

「気にしない」と言う努力の話ではない。
シンプルに「もはや、気にならないレベルの話になる」。

この3年間で、弊社がお客様や、パートナー様との仕事を通じて「何を積み上げてきたのか?」と言えば、もう間違いなくこれでした。そのきっかけと、絶えないモチベーションを与えてくれたこのレビューは、いまや、私にとっての宝物です(逆に、ここまで来るのに3年も掛かったっていう話でもあるんですけどね(笑))。

だから、ここでようやくスタートラインです。

▼始めるときは、誰もが真っ白なキャンバスと向かい合う

ビジネスの仕組みをデジタル化する。マーケティング組織をゼロから創造する。

弊社は、そんな事業を生業にしているものですから、時には「何もシステムも入っていないんです……」と、申し訳なさそうに相談をされてくるお客様がいらっしゃいます。

そういった方々は、「我々は、もう手遅れなのではないでしょうか」と、本当に不安そうに相談をされます。

お気持ちは良く分かります。

なぜなら、内容は違いますが私も……、弊社の創立時も、最初はそうでしたから。

結局、はじめたときは「何もない」んです。

成果も、実績も、自信も。まるで、私の心を反映したように、ここは、何もないWebサイトでした。状況が「望ましい」とはそりゃあ、口が裂けても言えませんでした。

でも、その、何もないところから始まって、しかし、コツコツと続けることにより、たとえば、弊社は3年かけてここまでを作り上げて来ました。

そう、今日、ここにある当サイトのメディア掲載歴や、実績はすべて、振り返ってみれば「たった3年」で構築されたものです。3年前には「無かったのもの」ばかりです。

私は、本来はマーケティング戦略に強みがある……と、自負をしておりますから、実は、ここに至る、おおよその未来絵図は当時から脳内にはありました。しかし、当時の弊社には、カネもコネもありませんでした。

もし、当時の私が「いずれ東証プライム市場上場企業の事例がそろうような実績を持つサイトを作るんです!」と言っても、「何フカしているんだか。あいつも終わコン(終わったコンテンツ)だな」と、鼻で笑われるのがせいぜいだったことでしょう。

でもね、そんな事は、どうでもいいんです。
そもそも、そんなの客観的にみれば当たり前なんですよ(笑)

結局、千里の道も一歩からです。

何かの「ことを成すとき」に大事なことは「正しい設計図を持って、なによりも自らの実力を信じ、歩み出し、自らの足で根気よく歩み続けること」に他なりません。

良いじゃないですか。最初は何もなくて。

実は、それが分かって、認められているいるだけ、遥かに素晴らしいことです。世の中には『一時の恥をかきたくない』という理由のためだけに、その真実を直視できなかったり、認めずに、いつまでもウダウダしているだけ人の方が多いものです。

それに。弊社なら、そこからでも形を成すことが出来ます。

なぜなら、私はそれを実績で、この会社を通じて、何度も体現してきたからです。
そして、これからも、何度でも体現するつもりです。

ですから、もし、心より本気で「ビジネスのデジタル化を、自社の力で成し遂げたい」という覚悟をお持ちであれば、ぜひ、弊社のドアを叩いてみてください。

私は、常に、そういった本気の「覚悟」には、本気で力になりたいと考えております。

これからも、株式会社Marketer’sBrainを、よろしくお願いいたします。