▼順風満帆なスタートなんて存在しないのが当たり前
「負けに不思議の負けなし」。私は、ヤクルトの監督だった野村克也氏の語録で、初めてこの言葉を知ったのですが、数々の企業を支援していて、やはり同じように思う事が本当に多いです。
基本的に、こういう仕事をしていると、お客様との「初めての出会い」と言うのが順風満帆だったことはありません。まあ、コンサルタントに頼んででも状況を打開したい!と言うのが前提条件ですから「順風満帆な訳が無い」のですが、
気分的には毎回、
「ノーアウト2塁3塁、1点負けている9回表の守備」
みたいな状況から「プロなんだから当然、ここを抑えて、最終回に逆転出来るんですよね?」みたいな感じにマウンドに送り込まれることも珍しくなく……(笑)
ただ、少なくともこの状況でマウンドに上がっても「なるほど。これが問題の根っこだな」と、投げる前から見えていることがほとんどで、これが「上手く行っていないけど原因がまるで分らないな」となる事は(これまでのところ)ありません。
だからこそ「どうにかできる」目途を持って、勇気をもってマウンドに立てる訳です。
その際、弊社のコンサルティングは、場当たり的な「対処療法」的なことをするのではなく、「原因療法」での解決を目指します。
それは、例えるなら、むし歯で歯が痛むときに一時的に痛み止めを服用して、痛みを緩和するのではなく、「むし歯そのものを抜き(根絶し)ます」と言うアクションです。
さて、そうなると当然ですが、その処置は企業にも「痛みが伴う」という事です。
▼結局、変革に必要なのは「あなた」の覚悟
たまに、新規の面談をされた企業様から「いますぐで最短で解決できて、爆発的な成果が出る、課題解決のSomething New(画期的な手法)が欲しい」と言われることがあります。
要は「虫歯が痛むのですぐに(しかも永遠に)効く、お薬が欲しい」と言われている状態です。
結論から言うと「そんなものはありません」し「そんなものがあるならみんな使って」います。
そして、本当は薄々お気づきかと思いますが、「それでは、どうにもならない」から、貴社は現状に甘んじています。
私が言いたいことは1つで、それは「そもそも、あなたに治す意志がありますか?」という事です。
それがしたくないなら、延々と薬を貰い続ければいい。
実際、「これが効くらしいですよ!」など耳あたりのいいことを言って、薬をくれる人、企業は、この世に沢山いますから。
でも、忘れないでください。その間に虫歯はどんどん悪化しています。
そして、周りの企業はどんどん、虫歯を治しています。
私は数々の企業をV字回復、飛躍させてきた経験があるからリアルを知っています。その経験から、何度でも言わせてもらいます。労せずに手に入れられる「幸せの青い鳥=課題解決のSomething New」など、存在しません。
他社が優雅に舞っているように見えて、それは、貴社が努力の上に成立している「成果」と言う側面だけを見ているに過ぎません。だから、本当に申し訳ないのですが「本当に治したい人=負けの原因を無くしたい人」だけ、当院のドアを叩いてください。
弊社のコンサルティングは「原因療法」です。
ただし、やるからには、痛みを最小限に抑え、最短ルートで、最高の結果を出していただく。
そう導くことが、私の使命だと思っています。
さて、お伺いします。貴社には原因にアプローチする意志がありますか?