弊社のマーケティング組織構築コンサルティングの実情として、最短3カ月で成果が出るからでしょうか。
「デジタル化を急いでいます。3カ月で売上予算を達成してほしい」と、最初の面談の段階でいわれる方がたまにいらっしゃいます。
「なるほど、まあ、ことと次第によっては出来ます」と思うと同時に、私自身は毎回こう返しています。
「成果を出すのは良いんですが……、大変なのはそちらですけど大丈夫ですか?」と。
すると、そういう質問をされる方の中に、たまに「えっ!? 私なんですか!?」という反応をされる方がいらっしゃいます。
「いやいやいやいや!!(笑)」と、ツッコむことになるので、今日はその辺りの中身をかみ砕いてお話いたします。
まずは、少し、私の昔話をしましょう。
私、むかし自身「ゴルフネットワーク」と言う会社に在籍しておりました。この会社で採用されたきっかけが「デジタル事業関連の採用」だったものですから、専門性が重視され、結果、「ゴルフをしないのに入社した」のが、当時、私が初めてというレベルだったんですね。
実際、会社でコンペを開くと上位陣のスコアはアンダーパーの世界という異次元でした。
まあ、そういう状況ですから「入社したからにはゴルフを上達しないといけない!」と、それはもう、毎週レッスン教室にも行ったし、当時のゴルフ誌は全部読みましたし、打ちっぱなしにも毎週通いましたし、道具もものすごい選んで、アイアンの角度まで指定して買ってみたんですね。
で、1年経って、スコアは130くらいですかね。ひどいもんです(笑)
その際、当時のゴルフネットワークの先輩(トップアマレベルの方)に感心されながら言われた言葉を、今でも鮮明に覚えているのですけど、
「おまえ、知識と理論だけならトッププロだよな」と(笑)
とまあ、笑い話を語りましたが、……要はマーケティング(のみならず仕事)と言うのも得てしてそういうものです。
たとえば、私が支援をして、そこに仕組みの骨子を入れて、実際にスタッフの方に見せながらやってもらう……と言うことをしたとして、
それは例えば、「ホームランの打ち方」という指導だったとして、みなさまが実際に「すぐにホームラン王になれるか?」というと、そう簡単には行きません。
デジタルと言うと、どうしてもシステムを入れて、そこで数字がパッと出てくるものですから、よくわかっていない(知らない)人ほど「すぐに数字が分かるからどうにでもなるだろう」と思いがちなのですが、
ことの本質は、そもそも、その数字をきっちり「設計」したうえで、「どう読み解いて、何を改善していくのか?」の方であって、どうしてもここを「他社にも勝てるレベル」に成長させていくためにはある程度の実戦経験が、必要になってきます。
私が皆様に提供しているものは、まさにここを最短で歩くための、「正しい考え方、正しい行動、経験値を効率よく稼ぐ方法」な訳でして、
弊社のメソッドの正体は、ゴルフや野球でいうと実績が豊富な先生との「マンツーマンレッスン」ですし、ドラクエ風に言うと「メタルキングしかいない狩場にたどり着く方法を教えている」と言うことです
でも、ゴルフのスコアしかり、ホームランしかり、ドラクエしかりですけど、そこから実際にレベルを上げる…となると、これは皆様が、実際にクラブやバットを振ったり、実際にゴルフ場や試合に出て、数々の実戦を経験したり、ドラクエであれば戦い続けたり……
と、どうしても「実戦経験」を積まなければ経験値は貯まりません。
つまり、どこまで行っても「予算を達成するために頑張るのはみなさま自身」であり、私はその最短ルートを見つける手助けをしたり、最適解を出すための支援をするベストパートナー(プロスポーツ選手でいうところのコーチ/トレーナー)にはなりこそすれ、私自身が、みなさまが、座ってみているだけで予算を達成してしまようになるような、「魔法の杖にはならない」という事です。
それが冒頭でお話した「成果を出すのは良いんですけど、大変なのはそちらですけど大丈夫ですか?」と言う回答に繋がりますし、その裏側にある事実は、シンプルに「やってみなければわからないし、やるのは結局、本人」と言う話です。