先日、弊社では生成AI「Marketer’s Brain®」をロンチし、これによる「言語化~ストーリー化」のシステムサポート(自動化)を実現させました。要は、お客様の商材や、必要な情報を入力する事で「それっぽい」文言の出力がされるというものです。生成AIの出力精度は、一定の期間を経て高度化を重ねることになるでしょう。
人間が出来の良いものを見て上手く「模倣」してくように、こういった生成技術も特定のパターンや思考プロセスに則って構築されています。ですから、技術の進歩はいずれ人間に近いものとなるのは時間の問題でしかありません。
実際、私も最初は、その生成AIの実力に驚愕し将来への不安を感じていたわけですが、よくよく状況を考えると、競合に模倣されている状態に似ているだけであることに気が付きました。
そして、その結果に「それだけでは到底、受注プロセス戦略®の本質である売上寄与には結びつかない」であろうことも認識出来ました。
さて、それではなぜ「模倣」はうまくいかないのでしょうか。
すでにその感想はお客様の言葉でも述べられております。具体的に、弊社のクラレ様の実例から抜粋・引用してみます。
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特に驚いたのは、
・時間の都合でオペレーションのご指導をいただけなかったチームと、
・オペレーションも含めてご指導をいただいたチームで、
両者のリード数や商談化率に「明らかな差」が生じたことです。
デ・スーザさんはよく、そのご指導の中で
「ブースの外観を模倣しただけでは、同じ成果を得ることなんて到底できないから心配しないでください」
と言う趣旨のお話をされているのですが、実際、数字をこのように目の当たりにしてしまうと、「本当にこんなに変わるのだな」と「受注プロセス戦略®」の完成度の高さに圧倒されるばかりです。
※弊社実例「「リアル展示会」を通じたオンラインとオフラインの融合へ。 記録的なリード数と商談化率を叩き出した秘訣とは」より抜粋
https://marketersbrain.co.jp/usecase/2410/
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たとえば、
・LPでは、ダウンロードする資料と、フォローのアクションが、
・展示会では声がけやオペレーション、導線設計や、その後のアクションが
・営業チラシや、手持ち資料では並走されるトークの構築方法が、
実は重要であり、その要素は後半になるほど重要度が上がります。
これは、感覚的に理解いただけるものだと思いますが、たとえば、貴社製品の告知を1,000人から2,000人に改善することと、商談したお客様の受注率を2倍にすることでは、後者の方があきらかに投資対効果も高くなるということです。
受注プロセス戦略®では、その「後者にかける重要度の比重」が一般的な「マーケティング施策」と呼ばれるたぐいのものよりも明らかに高くなっています。
なぜなら、弊社の目指す受注プロセス戦略の完成形は、
①1万人にアプローチして100人の受注を得ること……ではなく、
②100人の集客から、100人の受注を得ること
を優先するように設計されており、これが皆様が良くご理解されている各種のマーケティング施策とは一線を画した(ある意味真逆とすら言える)構築になっているからです。
しかし、個の人的リソースにかかる「負荷」という意味では「どちらの組織の方が効率的に稼働できているのか?」を考えれば、これは比較にするまでもありません。
前者は、1件の受注を得るのに100人の対応を必要とし、
後者は、1件の受注を得るために必要なのは1人への対応でしかないからです。
むろん、弊社も件数を爆発させることはありますが、それはあくまでも「本質に則って展開した結果、たまたま需要が多かった」という結果の話であり、基礎設計では「たくさんの人に見てもらう事」を良しとしません。
つまり、仕事においても「やった感」など不要であり、「結果」を見ていることです。