先月、新たなる実例としてパソナJOBHUB様を追加いたしました。内容を要約すると「営業工程において一連の流れを作る。というものです。その成果は、設定された目標(予算)に対して2倍の商談数をもたらし、1.5倍の受注をもたらす……と言うものでした。
行ったことは、マーケティング施策を通じて発生させた案件を確実に受注につなげる「流れ」の構築です。同企業に限ったことではありませんが、このように「マーケティング施策(組織)から受注できる流れ」を創れると、純粋に営業においては「需要」が増える状態になります。
要は、いままで、毎月100の需要があった組織に生まれる案件の需要が、150になったり、200になったりする……という事です。
そもそも、弊社は創業4年ですが、公表している成果実例はすでに20件を超えています。なぜ、これほどまでの成果を短期間に、確実に出していけるのか。
もちろん、そこには受注プロセス戦略®という「タネ」が存在します。
▼受注プロセス戦略®の基本は、川の流れ
日本では多く見られる河川は、上流に行きその起源をみると、ほんの小さな湧き水であったり、雨水の流れが無数に集約されることで生じるものです。そういった無数の「水」があつまることで、下流につく頃には大きな川を形成します。
これは、皆様ご存じの通りの事実です。
実は、商売における「営業」も、その根底は同じです。
多くの適切な手段を持ち、その成果を最大化できる経路・手段を持ち、それらが組み合わされ、「流れになること」で多くの商談が生まれ、営業目標は達成されます。
受注プロセス戦略®が、なぜ、ここまで圧倒的な成果を構築し、数々の事例を高頻度で更新し続けられるかと言えば、それは、このメソッドが企業にもたらしているものは、新たなる表現や、進出した施策や、売り方の拡張によってもたらされる「手札の拡張」が企業にもたらされ、それにより、これまでのその企業の自力に「加えて」売り上げを構成する「受注までの一連の流れ=川」が構築されるからです。
しかも、それらは、いわゆるスポット(瞬間)的な「一時的な売上向上」ではなく、「しくみ」として根付くものです。
つまり、企業がそのメンテナンスを続ける限り、ある意味永続的に売り上げをもたらすのです。
また、受注プロセス戦略®は、いわゆるマーケティング施策に起こりがちな「とりあえず、流行っているからやったほうがいい」というような、あいまいな施策の決まり方、手札の拡張、時代の潮流への対応……ではなく、「自社にとって本当に利益になる勝ちパターンを見つけ、それを徹底的に追求し、やるべきでないことはやらない」というリソースの・施策の選択と集中を同時並行でもたらします。
だからこそ、導入された企業の成果は最大化されるのです。
その「しくみ」の導入、シンプルさの追及が、受注プロセス戦略®の本質です。
▼もう一つのカギは「再現性」
では、そもそも論、「しくみ」とは何なのでしょうか。
それは、端的に言えば私にとっては「再現性」です。そして、その再現性は「組織」に対してもたらされるべきものであり、「個人に依存しないことが大前提」です。
極論を言えば、「誰がやっても、トップセールスがやるような売り方がある程度の確度で再現できる世界」の構築です。
そして、それは「ひとりのスーパースター」によってもたらされるものではありません。
その企業が、長年の歴史で培ってきた、知識・知恵の集約と言語化、それを推進できる、組織全体の「しくみ化」によってもたらされるのです。
そういう「しくみ」を構築できた企業は、間違いなく手厚い売り上げを構築できます。その際に商流が拡張されているのであれば、それもまた、その企業に利益をもたらします。
その証明は、弊社が、あれだけの大企業も含めた、すべて中身を記載、公表し、圧倒的な数値まで掲載している……という各種実例でご確認いただけることでしょう。
つまり、弊社は天才的なメソッドを提供しているのではなく(そもそも私は天才マーケターでも何でもありません)、企業の持っている「地力」を引き出しているにすぎません。
お客様である企業は、シンプルに「適切な力の使い方を覚える」から、迅速に、確実に、しくみとしての成果が生まれるのです。
具体的には、営業や組織に存在する過去の経験や、実績、それらを言語化し、流れゆくフローではなく、営業のために使える武器とするのです。そして、それらを有効に、適切に、効果が出るであろう対象に届けられるようにするのです。
かくいう弊社自身にしてもそうやって、ひとり企業でありながら、ここまでの成長をしてきました。自らの体現をもって、それを証明し続けているつもりです。
▼本当は「誰でもできる」のがマーケティング
弊社のお客様にもたらされるものは、多くの場合「知識」ではなく「気づき」です。
たとえば、それは今までモノの見方を「右から」しか見ることを知らなかった企業が、「左からモノを見ること」に気が付く……というような世界です。
そして、それを表層的な世界だけで構築するのではなく、裏側に至る「しくみ・しかけ」まで徹底的に構築し、その企業の個性に順応させることで、それらのしくみは「文化」として企業に根付いていくのです。
最後はいつものようにお伺いしましょう。
帰社の「商い」は、特定の人物に依存しない「しくみ」になっていますか?