私自身が事業をやっていて6年目に入っている訳ですが、最近、思いもよらず様々な成果が「結実」していくのを目の当たりにします。おそらくこういう成果が皆様の目に触れるとき、皆様は「その瞬間」を評価すると思います。
しかし、実際問題として「そこに至る道」と言うのは、従前に敷かれており、誰も、何も評価をしていない段階から着実に歩み続けることで初めて達成されるものです。今日は、そんな「長期戦略のために必要なもの」と言う話をしようと思います。
私自身が事業をやっていて6年目に入っている訳ですが、最近、思いもよらず様々な成果が「結実」していくのを目の当たりにします。おそらくこういう成果が皆様の目に触れるとき、皆様は「その瞬間」を評価すると思います。
しかし、実際問題として「そこに至る道」と言うのは、従前に敷かれており、誰も、何も評価をしていない段階から着実に歩み続けることで初めて達成されるものです。今日は、そんな「長期戦略のために必要なもの」と言う話をしようと思います。
特に上場企業を担当することも多い弊社にとって「四半期ベースの成功」と言うのは常にミッションとして課せられることは多いものです。企業にとって(私自身、経営者として)も、やはり「成果は早く出たほうが良い」と思うのは当然の事です。
しかし、数々の現場を見てきた自分からすれば、特にマーケティングの領域と言うのは「狩猟と農耕」で言えば、「農耕」に例えるくらいのスピード感と、着実性をもたらすものであり「成果を急ぐ」ことは、「青田刈り」をするようなシチュエーションになることも珍しくありません。
プロとしては「成果を出す」事は当然として、このボリュームとスピード感をどのように導いていくのか…?と言うのが常に問われる課題であり、コンサルタントとしての腕の見せ所でもあります。
私が普段あまり話さず、自分の会社でコツコツと行っているのが、まさにこの章のタイトルに挙げている「腰を据えた取り組み」です。今後、弊社では様々な成果が顕在化していく事になりますが、この成果の「タネ」と言うのは、いつから準備をしていたのか?と言えば、それはやはり5年ほど前からコツコツと積み上げてきた事ばかりです。
それは、「100mの短距離走を40回繰り返す」のではなく、「最初からマラソンに挑む」という準備に似ています。
結論、「最初の一歩目」から、やることが全然変わってしまうんですね。
いつか咲くかもしれない、でも、咲かないかもしれない。
たとえば、経営のリソース(具体的にはお金と時間)を一定、そう言う「いつ花開くか分からないもの」に費やし、しかも諦めずに腰を据えて取り組むにはあらゆる要素が必要です。安定した体制、それを出来る心の余裕、お金を捨てることも辞さないという覚悟。
しかし、時として「その先」に誰もが驚くような成果があります。
私が現役時代、マーケティングで大きな成果を出してきた時は常にそういった「積み上げ」を、「目の前の予算の達成」の裏で積み上げてきたものでした。周囲はそんな私の成果を見て驚いたものですが、実際のところは「短期と長期」と言う両輪を回し続け、誰もが注目しなかった「長期」にも一定のリソースをコツコツと注いでいたにすぎません。
正解の最大化を望むとき、決断をする人間には常に「覚悟」が求められます。一時的な数字の落ち込みなど、厳しい局面に直面することも決して珍しくは無いことでしょう。しかし、多くの支援をしてきて思う事は、どんな成功にも、必ずその裏には「決裁者の信頼と覚悟」が存在しています。
弊社は創業6年目を迎えて本当に最近思うのですが、弊社は実に、多くのお客様やパートナーに支えられています。
そして、その関係性の裏側には必ず大きな信頼関係がある。ビジネスとは、突き詰めてしまえば信頼関係であり、どれだけ信頼関係の元に、覚悟を持って取り組めるのかが、結局正否の大きさをも左右していると、最近骨身に染みて思うのです。
短期の利益や投資対効果ではなく、長期の関係性と投資対効果を積み上げていけるようなビジネスの関係性。もちろん、プロである私は、短期の利益も推進するのですが、その一方で、あるいはその先にある大きな成果は、常に積み上げの先にしかないことを、改めて心に留めておきたいものです。