夢真ホールディングス様(現:株式会社オープンアップグループ様)と弊社の取り組みは、以前も導入事例として紹介させて頂きましたが、今回は同社の「マーケティング組織の変遷」に着目しつつ、同社の飛躍のヒミツ『成功事例』について紹介させていただければと思います。
株式会社夢真ホールディングス様
◆ご担当者さま「兼務」から始まったマーケティングの歩み
弊社に良くいただくご相談のパターンでもあるのですが、「そもそも腰を据えるようなマーケティングの組織が、現在存在しないのですが大丈夫でしょうか?」と言うご相談は実は多くの組織が抱える「デジタル化」のジレンマだったりします。つまり、経営から見たときに「専門的な組織にするには今一歩……」と言う状況ですね。
「ニワトリと卵」のような話ですが、このケースは実は多くの企業様で課題として存在しており、「この一歩が踏み出せない」と言う企業様が実に多いのです。
実は、夢真様も当初は「いちセクションの中におけるマーケティングのご相談」からご支援が始まりました。
志村様に前回の事例にご登場いただいた際は、このご支援の中で「経営層とのコミュニケーションが円滑になった」と言う「数値化」に特化したお話を紹介させて頂いておりましたが、6カ月を経過するに頃には、この環境は激変することとなりました。
◆数値化~計画~実行~爆発的な成果へ
弊社コンサルティングの導入当初に行っていたことは、一見して、実成果に結びつき難く見えるような「数値化」でしたが、このステップは「プロモーションの計画および実行」の準備でもありました。
いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)もこの観点が非常に重要で、「まず、何が起こっているのかを分かるようにして、そこに仕掛けを投じる」と言うのが、実はデジタルマーケティングの第一歩です。
同社の場合は、この「数値化」の過程において、「このコンテンツをトリガーにすることで成果を伸ばすことが出来るのではないだろうか?」や「コミュニケーションの手法を変化させることで、数字を伸ばせないだろうか?」という「仮説の洗い出し」も同時に進んでおりました。つまり、「計画」=「青写真」はしっかりと描くことが出来ていたのが前回の事例のお話を頂いた段階でした。
さて、こういったフェーズに差し掛かった事業者様が次に詰まるポイントは「実行」のフェーズです。
「実際、どうやるんですか?」……と言うところですね。
この工程においては、弊社より、代理店の適切な選定やオーダー、運用方法の指示、改善すべき指標の提示、それを解決するためのアクション、計測を行う素地……など、いざ「さあ、取り組もう!」となったときに詰まるポイントを、ひとつひとつ丁寧に整理させて頂きました。
時に、必要に応じて、弊社が代理店様との定例会の席に参加させて頂き、アドバイスを進言するなど、その時期に即したアクションを取らせて頂くなどのご支援も行いました。その際は、代理店様などに提示するルールも明確に「この基準をクリアしたら合格です」と提示出来る状況でした。
なぜなら、夢真様は既に「1件の応募を獲得したら、いくらの利益になるのか?」は試算済みだったからです。
「①明快なルール、②公平な判断軸、③具体的な議論」がされることで、同社の外部ベンダーとのやり取りは、実に「内容のあるもの」に進化していきました。
◆業績の向上に伴い、兼任マーケターから、部署化~専任マーケターへ
さて、そこから生まれた同社のデジタルの実績ですが、そこから、数カ月連続で「過去最高」を更新し続けることとなり、その勢いはとどまるところを知らない……ということになりました。
同社の当初予算比は2倍超。上方修正した修正予算比もクリア。
数字の積み上げは過去に例を見ない飛躍を見せ、同社のマーケティングフェーズは確実に進化を遂げました。
特筆すべきは、それらすべての成果について、クライアントであるご担当の志村様自身がマーケターとして「仕掛けも、理由も明快に説明できるようになった」と言う事実です。
当然、同社のマーケティング組織も、大きな変遷を遂げることになりました。
契約当初(6カ月前)は「マーケティング及び、他の業務との兼務」と言う状態で弊社とのかかわりをされておりました志村様は、6カ月経過時点では「データマーケティング部」にて陣頭指揮を執り、部下を持たれ、(そしてもちろん)専任マーケターとして活躍されることとなりました。
また、単一のプロジェクト担当の幅を超え、ホールディングスと言う傘の元、関連会社のマーケティングも手掛けるなど、その守備範囲も確実に広げることとなりました。
弊社の経営理念は「世の中に実践的なマーケティングができる人材を育む」と言うことですが、夢真ホールディングス様は、同社の業績改善を通じて、弊社の理念を実現してくださったクライアント企業様の1つと言えることでしょう。
ご縁を頂き、ありがとうございました。