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マーケティング部の成長フェーズにおけるヒトとカネの関係

以前、プロモーションチーム長をしていた時に部長に掛け合った際「チームのメンバーを増やして欲しい」と言うまあ、どの会社でも(部署でも)ありがちな依頼をした時に言われた事があります。

「お前なあ、常に万全の人員が揃っていて『完璧です』なんてタイミングは何処にも無いよ。だいたい何処か不足していて、やっと整ったと思ったら異動とかで人が抜ける。それが普通なんだよ」

それが真実か否かはさておき(笑)一理あるなあとは思いました。プロスポーツの世界でさえ、人が揃っていなかったり不調だったり、怪我で抜けていたりなんて良くある話なわけで、それが企業においても起こる事自体はきっと自然といえば自然なのかなと。

で、そこから考え方を大きく変えて、結局「人員を増をしてもらった方法」があるのですが、それが「人員よりも予算を求めるのを先に持ってくる」と言う方法でした。つまり、「このくらいの予算感までなら効率を落とさずに獲得できますから、人は要らないのでお金をください」と言ってのけてしまったんですね。

「人がいないのにお金を増やしてどうするんだ」と言うご意見もあると思うのですが、ここにはちゃんと深慮遠謀がありまして、まず、企業というものは人よりもお金の方が圧倒的に動かしやすい存在です。特に広告宣伝費なんてものは、その際たる部分でして(ダメならカットすればいいわけですから)ここは人ぐりをやりくりするよりもよっぽど折衝が楽な部分です。

先にお金を増やして強化フェーズに移行する事で(一時的な業務負荷は上がりこそすれ)業務の幅も(会社として)やれることの幅も広がっていきます。その中で同一以上の成果を出す部分は苦しみなのですが、これは「産みの苦しみ」なので、永続するものではありません。

そして、そこまで案件が拡大した状態になると今度は完全に「人が足りなく」なります。規模も大きくなってきたので、傍目から見ていても守備範囲も広がっており、お金でこれ以上スケールさせるのが厳しくなるんですね。しかも、売上に直接的に貢献しているので「予算を戻します」というのももったいなく見えると。

で、結局そうなると「人員の増強」は避けられない事態とない、企業としても「優先的に強化すべき課題だ」と問題式を持ってタスクを位置付けてもらえると。これで人が増えたことにより、さらなる予算の拡大を上申していくというのが、企業にとってもマーケティング部にとっても効率のいいPDCAサイクルなのだろうなと、これは経験からそう思います。

ニワトリたまごみたいな話ですが、案外そんなものなのかもしれませんね。

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