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経営層向け専門コラム 今月の提言

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2025.12

なぜ、その"成功に見えるもの"は「持続しない」のか

「負けに不思議の負けなし」。私は、ヤクルトの監督だった野村克也氏の語録で、初めてこの言葉を知ったのですが、数々の企業を支援していて、やはり同じように思う事が本当に多いです。基本的に、こういう仕事をしていると、お客様との「初めての出会い」と言うのが順風満帆だったことはありません。まあ、コンサルタントに頼んででも状況を打開したい!と言うのが前提条件ですから「順風満帆な訳が無い」のですが、気分的には毎回、「ノーアウト2塁3塁、1点負けている9回表の守備」みたいな状況から「プロなんだから当然、ここを抑えて、最終回に逆転出来るんですよね?」みたいな感じにマウンドに送り込まれることも珍しくなく……(笑)ただ、少なくともこの状況でマウンドに上がっても「なるほど。これが問題の根っこだな」と、投げる前から見えていることがほとんどで、これが「上手く行っていないけど原因がまるで分らないな」となる事は(これまでのところ)ありません。だからこそ「どうにかできる」目途を持って、勇気をもってマウンドに立てる訳です。その際、弊社のコンサルティングは、場当たり的な「対処療法」的なことをするのではなく、「原因療法」での解決を目指します。それは、例えるなら、むし歯で歯が痛むときに一時的に痛み止めを服用して、痛みを緩和するのではなく、「むし歯そのものを抜き(根絶し)ます」と言うアクションです。さて、そうなると当然ですが、その処置は企業にも「痛みが伴う」という事です。

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